マンション売却の目安期間は3ヶ月!
「不動産はご縁」とよく言われますが、マンション売却は運とタイミングが大きく影響するので中々予想が付きにくいもの。売り出しから1ヶ月もせずに売れる物件もあれば、1年経っても一向に買い手が現れない物件もあります。
とは言いつつも、不動産会社側からすると物件の売却期間は3ヶ月が一つの目安になります。
そのため、不動産会社との仲介契約(専任媒介契約や専属専任媒介契約)も、契約期間は3ヶ月に設定されています。不動産会社もやはり契約期間中に取引を決めたいため、3ヶ月で売却することを念頭に売却活動を進めます。
とはいえ、3ヶ月以内に売れるかどうかは、
- 物件の売り方
- 販売価格の最適化
- 売り出し中の家の状態
- 買い手とのご縁・運
といった要素によって大きく変わります。
ただ一つ言えるのは、もし現状すでに3ヶ月売れていないマンションは、そのまま同じ売り方を続けていても売れる可能性は低いということです。3ヶ月でダメなら、何かしら”変えないと”いけません。
では、3ヶ月以内に売り切るにはどうすればいいか? 必要なことをいくつか挙げていきます。
今のうちにマンション売却しておくなら!
2020年には東京オリンピックというビッグイベントが控えており、マンションを高値で売るなら今が良いタイミングと言えます。
「イエウール」や「HOME'S(ホームズ)」といった無料で査定できるサイトを使って売却価格をチェックしておきましょう。
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3ヶ月でマンション売り切るのに必要なこと
ネット広告をフル活用する(不動産会社に依頼する)
まず、SUUMOやホームズを始めたとしたネットのポータルサイトにちゃんと広告展開することが大前提となります。
今の時代、不動産情報を探す人の70%以上がネットで検索して探します。つまりネットに広告を出さないということは、売り物件の情報を見つけてもらう意思がないのも同じです。
しかし、不動産業界は古い体質の会社も多く、未だにネット活用が苦手で一昔前のアナログな方針を貫いているところが珍しくありません。こうした今の時代に置いてかれている会社に売却を依頼してしまうと、売れるものも売れなくなります。
売却活動を依頼する会社は、必ずネット広告を積極的に展開する会社を選びましょう。
- SUUMOやホームズなど、大手どころのポータルサイトに広告を出している
- 自社サイト(ホームページ)も展開している
最低でもこの2点はチェックしておきましょう。
もうすでに仲介契約を結んでいて、どうにもネット広告に消極的であれば、契約期間終了を待って解除し、もっとネットに強い不動産会社に乗り換えた方が良いです。
参考媒介契約を解約して不動産会社を変更したい!解約方法と違約金について
もちろん、ネット広告を展開すればオールOKではなく、周辺地域はチラシをポスティングしたりといった地道な活動も大切になります。
不動産会社の詳しい広告活動については下記記事に書いています。
参考中古マンション売却を依頼した不動産会社の広告活動の内容とは?
販売価格が最適かチェックする
中々売れないときの原因として、やはり価格に問題があるケースが非常に多いです。
例えば、売り出し直後こそ相場に見合った適切価格で売り出したとしても、1ヶ月2ヶ月経つうちに、知らぬ間にライバル物件が増えてきて、いつのまにか価格競争に巻き込まれている……なんてことが当たり前にあります。
焦って反射的に値下げするのは禁物ですが、どうにも売れない時は、今一度ライバル物件などを調べつつ、自分の販売価格が適切かどうかチェックすることをおすすめします。
「内覧があるのに購入に至らない時の対処法」でも書きましたが、そういう時は別の不動産会社にもう一度査定に出してみるのがいいです。第三者から再査定してもらうことで、今の価格とズレがあるかを確認できます。
ネットの一括査定サイトなら無料で数社に出せますし、査定に出すだけなら契約の縛りなどもないので自由です。
公式HPイエウール
例えば、不動産査定サイトの大手「イエウール」だと、最大6社への査定依頼がわずか60秒で終わるので、まずは簡単にマンション価格を査定して欲しいときに便利です。
また、値下げをするのであれば、段階的に下げていく方法をとるのが良いでしょう。事前に、
- 売りたい価格(理想)
- 売れる価格(相場)
- 売らなきゃいけない価格(ローン残債と比較した許容最低額)
の3つを想定しておき、状況に応じて段階的に下げていきます。
こうした価格設定の戦略については下記記事に詳しく書いているので参考にしてください。
-
中古マンション売却は価格設定が超大事!価格変更のタイミングと戦略
マンション売却の成否は価格設定が命です。高すぎても売れないし、安すぎても利益がでない。売れるギリギリ高めのラインを見極め ...
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内見のときは空き家の方が良い
購入検討者が内見にくるとき、家が居住中か空き家状態かで申し込み率が大きく変わってきます。言わずもがな、内見時は空き家の方が売れやすいです。
空き家の方が売れやすい理由としては、
- 部屋が広く見える効果がある
- 購入側が、そこでの理想の生活をイメージしやすい
- 家具などがあると、見えないところにキズなど欠陥があるかもしれないと、購入者に不安を抱かせやすい
などなどがあります。
内覧は入るのに申し込みに至らない場合、居住中の状態であれば原因はそこにあるかもしれません。
マンションが売れやすい春シーズンに売却する
シーズンによっても物件の売れる・売れない時期があります。一番売れ行きが良いのは、引越し・転勤など新生活が始まる春シーズン。この時期は賃貸市場も含めて不動産がもっとも動く季節です。
このタイミングで売りに出せば、シーズン効果も相待って早期に売れやすいと言えるでしょう。
まとめ
マンションの売却期間は目安3ヶ月で行われますが、それでも半年くらいかかることは普通にある範囲です。
ただ、この問題は売主側のスケジュール的余裕によって戦略が変わるものです。とにかく早く売りたいなら、多少価格を下げてでも短期で売り抜くやり方を取ればいいし、急ぎではなく気長に買い手が現れるのを待てるのであれば理想価格で1年くらい待つのも戦略です。
(ただ、ずっと売りに出ている物件は「売れ残り」のイメージが世間についてしまうので、長期戦になるなら1回取り下げてから、再び機を見て売り再開したほうが良いです)
【追伸】自宅マンションがいくらで売れそうか把握していますか?
マンションの売却を検討しているのであれば、まず最初にすることが「査定に出す」ことです。自分のマンションがおおよそどの程度の価格が付くのか分からないと、住宅ローンや住み替えなど計画が立てられません。
査定は無料でできるので損することはないですが、一応マンションを査定してもらうときのポイントが2つあります。
まず複数の会社に査定依頼して「比較」をすること。
大手と中小のどちらにも査定してもらうこと。
まず、査定依頼は必ず複数社に出すこと。不動産会社によって付ける価格はバラバラなので、それを並べて比較することで相場感が見えてきます。最低でも4社以上には査定してもらいましょう。
そして、査定は大手だけでなく中小にも依頼すること。大手は抱えるデータ数も多いですがマニュアル化されているので機械的に数字を出しがちです。対して地元密着の中小は”狭く深く”であり、地元におけるより細部の内情まで熟知しているので大手には見えない面まで査定に反映してくれます。
近年は、大手も中小も含めて複数社に一括で査定依頼できる「一括査定サービス」があるので、わざわざ複数社にコンタクトする必要はありません。
例えば一括査定サービスの大手「イエウールでは、最大6社への査定依頼がわずか60秒で終わります。
公式HPイエウール
もちろん完全無料です。ひと昔前からは信じられないほど便利な時代になりましたね。
入力も超簡単で、マンション情報を入れるだけですぐに査定開始できます。
もちろん全国対応しているので、地方の人でも安心です。提携している大手中小合わせて最大6社の対応可能な不動産会社を自動で選択して見積もりを出してくれます。
マンションの目安価格が分からないと売却するもしないも判断できないので、まずはサクッと査定してもらうことから始めましょう。
マンションバブルの崩壊が不安な人は、現在の自宅マンションの価値がどうなっているか把握しておけば、今後取るべき行動も判断しやすくなると思います。