マンション売却のコツ マンション売却の知恵袋

売却する中古マンションの価値を高くするインスペクションとは?

更新日:

住宅関連用語で「インスペクション」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

厳密にいうと「ホームインスペクション」と言いますが、簡単にいうと建物(ホーム)の調査(インスペクション)を行うことです。住宅の「健康診断」みたいなもので、専門家にしっかりとした調査をしてもらいます。

マンション売却活動前にインスペクションを行なっておくことで、買い手に安心感を持たせることができるため、インスペクションはマンションの価値を上げる方法として利用されています。

後述しますが、ホームインスペクションは法改正があったことで今後はより普及していく可能性があるので、今のうちから良く理解しておくことをおすすめします。

 

マンション価値を上げる「ホームインスペクション」とは?

冒頭でいったように、ホームインスペクションは建物を調査することです。インスペクターと呼ばれるプロが診断をお願いする「住宅の健康診断」と言えばイメージしやすいでしょう。後述しますが当然有料です。

第三者による客観的な調査を受けることで、建物の価値の保証になるほか、建物の状態を正確に把握することでリフォームの必要性や目安費用も出しやすくなります。

インスペクションの具体的な調査内容

マンションで行うホームインスペクションは、具体的に以下の箇所をチェックします。

  • 建物の設備の欠損や動作確認
  • 建物や室内のひび割れや損傷
  • 室内の配管の損傷や変色

上記のように、そのマンションに居住したとき、生活に支障がないかどうかのチェックをするのがホームインスペクションというわけです。所要時間は、物件の広さにもよりますが2~3時間が平均です。

基本的には目視での作業が多く、一戸建てなら天井裏や床下などをチェックするプランもあります。木部の腐食がないかやシロアリ被害がないかなどの確認ですね。

マンションも床下や天井裏に配管が通っていれば点検スペースがありますが、埋め込み式の場合には見ることができません。その場合は目視できる範囲で調査します。

より細かくチェック箇所をいうと、以下の箇所です。

  • バルコニーのひび割れや浮きの確認
  • 壁クロス部分の剥がれや腐食などの確認
  • 床下排水管の漏水の確認

マンションの場合は、排水管や換気扇などの設備の不具合から、雨漏りの有無、床の傾きがないかなどがチェックポイントになります。

専用機器を利用する場合

インスペクションは基本は目視で行いますが、場合によっては専用機器を利用することもあります。たとえば、オートレーザーという機器を利用して床と壁が水平かを調べたりします。

また、メインは一戸建てですが、電気抵抗木材水分計という物を利用して木材の水分量を調べることもあります。

この辺りは依頼する業者によっても異なりますし、機材の利用によって別料金が発生する場合もあるので、依頼時によく確認しましょう。

調査を行う人「インスペクター」とは

ホームインスペクションを行う人は、一級建築士の資格を持っていたり、ホームインスペクションを行うプロである「ホームインスペクター」と呼ばれる人が行ったりすることが一般的です。

ホームインスペクターは、日本ホームインスペクター協会の試験に合格することによってなることができます。この試験は、マンションをはじめとした住宅全般の知識や設備・空調関係の知識、そしてマンション管理など住宅全般の知識が求められる試験です。

「ホームインスペション 依頼」などで検索すると色々な業者や、上記の協会が出てきますが、どのような人に依頼するかもホームインスペクションする上で大切な要素です。少なくとも、ホームインスペクターをはじめとした、建築関係の資格を所有している人に依頼することが望ましいです。

参考URLNPO法人 日本ホームインスペクター協会

インスペクション費用について

ホームインスペクションの費用は、依頼内容や業者によって異なります。そのため、以下は一例の参考価格と認識ください。

価格の一例

  • マンション管理度チェック:3.8万円~
  • 物件見学、内見同行:5万円~
  • ホームインスペクション:4.5万円~
  • 水漏れ調査:5万円~

およそ5万〜10万円くらいのイメージを持っておくといいでしょう。

上記2つの「マンション管理度チェック」「物件見学、内見同行」は、買主が利用するプランです。また、売主・買主どちらも行う、上記の「ホームインスペクション」は上述したような内容になります。

もう1つの「水漏れ調査」は、たとえば水漏れなどの異常が発生しているときや、結露・カビが増えたので水漏れしている可能性があるときなどに利用します。水漏れ調査がホームインスペクションの中に含まれるかどうかは、配管が目視できるかどうかによります。

配管が目視できずに、非破壊検査機材を利用するなど、大変な調査になる場合には別料金になることがあるので、その点も業者に確認してみましょう。

マンション売却時のホームインスペクションは必要?

さて、前項まででホームインスペクションの概要と費用相場が分かったと思います。ホームインスペクションは義務ではないのですが、実際にマンションを売却する際には行なった方がいいのでしょうか?

売却時にホームインスペクションを行うメリット

売却時にホームインスペクションを行う最大のメリットは、マンションの物件価値が上がることです。

上述したように、ホームインスペクションはマンションの室内や共用部分を調査します。そのため、購入検討者が不安に思う「建物への不安」をホームインスペクションで解消することができるのです。

また、ホームインスペクションをすると、チラシなどの広告に「ホームインスペクション(建物調査)済み住戸」と謳えるので、集客アップの効果もあります。

ホームインスペクションを行うタイミング

売主がマンション売却にホームインスペクションを行うなら、売却活動が始まる前にしましょう。理由は以下の通りです。

  • 売却活動がはじまると忙しいから
  • 欠陥があったら補修できるから
  • 広告へ謳えるのようになるから

まず、売却活動がはじまると休日は案内が入るため、中々まとまった時間が取れません。また、仮にホームインスペクションで欠陥があれば補修する可能性があるため、早いタイミングで行った方が良いです。

広告については前項の通りなので割愛します。

ホームインスペクションした方が良い物件

一般的にホームインスペクションした方が良い物件は、築年数が古い物件や目視で劣化が激しい物件です。

このような物件は、購入検討者も欠陥や設備不良を気にするので、ホームインスペクションすることによってその不安を解消できます。

法改正によりホームインスペクションは今後普及していく

冒頭で、今後はホームインスペクションが普及すると言いましたが、その理由は宅建業法が改正されたことにあります。2016年5月に宅建業法の改正案が国会で成立し、2018年の4月から中古住宅の取引時にはホームインスペクションの説明が義務化されました。

ここで注意したいのは、「ホームインスペクションをする」ことが義務化されたわけではなく、「説明すること」を義務化されたということです。仲介を担当する不動産会社が、売主と買主にホームインスペクションの存在を説明し、希望する場合には業者を斡旋します。

今まではホームインスペクションの存在自体知らなかった人も、説明を受けるので存在を知ります。そうすると、ホームインスペクションの利用者が増え、よりトラブルや不満のない中古住宅取引ができるようになるというのが狙いです。

また、売主の立場からすると、今後買主が「ホームインスペクションをしている物件が当たり前」になってくる可能性があるということです。少なくとも、買主はホームインスペクションの存在を知るので、そのときに「ホームインスペクション済み」の物件であれば評価は上がるでしょう。

まとめ

このように、今後のマンション売却時はホームインスペクションが重要になってきます。特に、宅建業法の改正が適用される2018年4月以降は、ホームインスペクションを行った方が無難と言えるでしょう。

マンション売却を考えている人は、ホームインスペクションを実施するかも検討しておきましょう。

参考サイト:https://www.sakurajimusyo.com/

 

【追伸】自宅マンションがいくらで売れそうか把握していますか?

マンションの売却を検討しているのであれば、まず最初にすることが「査定に出す」ことです。自分のマンションがおおよそどの程度の価格が付くのか分からないと、住宅ローンや住み替えなど計画が立てられません。

査定は無料でできるので損することはないですが、一応マンションを査定してもらうときのポイントが2つあります。

  • 必ず複数の会社に査定依頼して「比較」をすること。
  • 大手と中小のどちらにも査定してもらうこと。

まず、査定依頼は必ず複数社に出すこと。不動産会社によって付ける価格はバラバラなので、それを並べて比較することで相場感が見えてきます。最低でも4社以上には査定してもらいましょう。

そして、査定は大手だけでなく中小にも依頼すること。大手は抱えるデータ数も多いですがマニュアル化されているので機械的に数字を出しがちです。対して地元密着の中小は”狭く深く”であり、地元におけるより細部の内情まで熟知しているので大手には見えない面まで査定に反映してくれます。

近年は、大手も中小も含めて複数社に一括で査定依頼できる「一括査定サービス」があるので、わざわざ複数社にコンタクトする必要はありません。

例えば一括査定サービスの大手「イエウール」では、最大6社への査定依頼がわずか60秒で終わります。

公式HPイエウール

もちろん完全無料です。ひと昔前からは信じられないほど便利な時代になりましたね。

入力も超簡単で、マンション情報を入れるだけですぐに査定開始できます。

もちろん全国対応しているので、地方の人でも安心です。提携している大手中小合わせて1500社の中から対応可能な不動産会社を自動で選択して見積もりを出してくれます。

マンションの目安価格が分からないと売却するもしないも判断できないので、まずはサクッと査定してもらうことから始めましょう。

-マンション売却のコツ, マンション売却の知恵袋

Copyright© マンション売却物語|マンションを売るためのノウハウノート , 2018 All Rights Reserved.